打ちまくった西武森、孤軍奮闘のハム有原 セイバー目線で選出、8月の月間MVP【パ編】

森、中村、外崎と西武勢が月間OPS「1」超えを記録

 パ・リーグの月間MVPは9月11日に発表予定です。月間MVPの選出基準は原則NPBの公式記録が用いられます。ただ打点や勝利数といった公式記録はセイバーメトリクスでは、個人の能力を如実に反映する指標と扱わないので、個人の選手がどれだけチームに貢献したかを示す指標による評価は、公式のMVPとは異なることもあることでしょう。

 そこで、セイバーメトリクスの指標による8月の月間MVP選出を試みます。

 8月月間MVP パ・リーグ打者部門

○森友哉(西武) OPS1.183 wOBA0.496
RC27 11.60 長打率.736(すべてリーグ1位)

 8月は森だけではなく中村剛也、外崎修汰と西武勢が月間OPS「1」超えを記録しました。特に森は打率.377、40安打、10本塁打、打点30と主要な打撃指標すべてでリーグ1位を記録し、得点圏打率 .438と勝負強さも発揮しました。公式の月間MVP獲得はまず間違いないでしょう。
 
 セイバーメトリクスによる指標においてもOPSで1.183、各プレーの得点価値を累積して算出するwOBAで.496、選手の得点創出能力を測るRC27で11.60と、すべて月間1位になっています。

 捕手として24試合に先発出場するなど守備での貢献もさることながら、3番打者としての貢献も大きかった森友哉を8月の月間MVPに推挙します。

ロッテ種市が健闘も、低迷するチームで気を吐く有原に軍配

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