BC栃木、初優勝に王手! 寺内監督は“西岡効果”認める「勝ちにこだわる選手」

BC栃木・寺内崇幸監督【写真:編集部】
BC栃木・寺内崇幸監督【写真:編集部】

福島と引き分けでマジック1、2017年のリーグ参戦以来初めて優勝に王手

 BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスは4日、福島県須賀川市の牡丹台球場で福島と対戦し、2-2で引き分けた。残り試合と勝率の関係で東地区後期優勝マジックは「1」となり、2017年のリーグ参戦以来、初めて優勝に王手をかけた。

 昨年はリーグ2位の59本塁打と一発攻勢だったが、今季はつなぐ野球を前面に押し出し、三振数が少なく、四球、犠打はリーグトップ。4回の先制点もルーカス、申の連打で無死一、二塁とし、原田の投前犠打を福島先発・久能が三塁悪送球と労せずして1点を奪った。

 5回に守備の乱れから2点を奪われ逆転されたが、8回1死一、二塁で1番の内山翔が「スライダーが甘いところに入ってきた。マジックはなるだけ意識しないようにした」と中前へ同点適時打。なおも2死二、三塁で「3番・DH」の西岡にまわり歓声が沸いたが三ゴロに倒れた。「タイミングがとれなかった?」の問いに「そうでもないですよ」と西岡。寺内監督は「勝ちにこだわる選手。多少力みもあったが、今まで十分活躍してくれた」と、初優勝が秒読みになり“西岡効果”を改めて認めた。

 この試合の前まで6連勝でマジック2としたが、先発、中継ぎ陣の頑張りも大きい。2-2の8回から金本、最後は新外人のジョンがゼロに封じた。「どんな状況でもゼロで帰ってこようと思った。引き分けと負けでは全然違う。嬉しい」と金本。5日の茨城戦で待望の胴上げが待っている。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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