西武勢がパ打点トップ4独占、外崎2発で86打点も「多ければいいわけではない」

西武・外崎修汰【写真:荒川祐史】
西武・外崎修汰【写真:荒川祐史】

積極打法で1試合2本塁打「追い込まれる前に打ちたかった」

■西武 10-2 オリックス(4日・ほっと神戸)

 西武の外崎修汰内野手が4日のオリックス戦(ほっと神戸)で先制ソロを含む2本塁打を放ち、チームのカード勝ち越しに貢献した。打点も86に到達。中村と山川が108打点、森が91打点としており、パ・リーグの打点ランキングの上位4人を西武の選手が独占する形に。日本人選手4人で“100打点カルテット”が生まれる可能性も出てきた。

 直近2試合で6三振と散々だったが、この日は第1打席で先制ソロを放ち波に乗った。1点リードで迎えた7回には、2死一、二塁から23号3ランを放ち試合を決定づけた。「追い込まれる前に打ちたかった」と、2本の本塁打はいずれも1ストライクから積極的にバットを振った結果だ。「三振が続いてしまっていた。追い込まれる前にスイングができるように心がけた」。積極打法でタイミングを合わせ、スタンドにアーチをかけた。

 今季は主に3番や6番を打ち、ここまで稼いだ打点はキャリアハイの「86」。外崎は打点について「自分でどうこうできる数字じゃないし、多ければいいわけではない。1試合1試合、大事な場面で(打点を)つけられるようにと考えています」と控えめに話していた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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