日本ハム宮西がパ記録の12年連続50試合以上登板 レジェンド左腕の足跡を振り返る
16年には最優秀中継ぎのタイトルを獲得し日本一に貢献
30代に突入した2015年以降も宮西の“鉄腕”ぶりは変わらず。日本ハムのブルペンを支え続けている。
【8年目】2015年 50試合 25ホールド 40回 30奪三振 防御率2.70
投手としては異例のキャプテンに任命された。勝利の方程式の一角を担うも、左肘痛で本来の投球ができず、秋に出場選手登録を抹消。オフに手術を行った。
【9年目】2016年 58試合 39ホールド 47回1/3 36奪三振 防御率1.52
手術の影響で開幕2軍スタート。4月上旬に1軍昇格し、マーティンらと勝利の方程式を形成し、日本一の立役者になった。39ホールドはリーグ最多で、最優秀中継ぎのタイトルを初めて獲得した。
【10年目】2017年 51試合 25ホールド 40回2/3 24奪三振 防御率3.32
1年目以来の防御率3点台と苦しみながらも、51試合に登板。シーズン中に海外FA権を取得したが、権利を行使せずに残留した。
【11年目】2018年 55試合 36ホールド 45回 39奪三振 防御率1.80
記録ラッシュの年になった。リーグ最多の37ホールドをマークし、2度目の最優秀中継ぎのタイトルを獲得。7月6日のロッテ戦では通算274ホールドをマーク。山口鉄也(巨人)を抜き、NPB歴代最高記録を樹立した。
【12年目】2019年 50試合 38ホールド 43回 48奪三振 防御率1.88(9月4日時点)
9月4日のロッテ戦でシーズン50試合登板を達成。自身の持つパ・リーグ記録を更新、プロ野球史上2人目の12年連続50試合登板を果たした。
以上のように、生きる伝説ともいえるようなキャリアを歩んでいる宮西。このまま順調にキャリアを積み、中日の黄金期を支えた岩瀬仁紀氏が打ち立てた通算1002試合登板や、15年連続シーズン50試合登板などの大記録を塗り替えられるか。今後の活躍も楽しみだ。
(「パ・リーグ インサイト」鈴木海斗)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)