大谷翔平「何とか取り返せるように」今季初4番で17号3ラン&自己最多5打点
1試合5打点以上&1盗塁は日本人初の快挙
■エンゼルス 8-7 Wソックス(日本時間8日・シカゴ)
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、敵地のホワイトソックス戦で今季初めて4番で先発出場した。初回の第1打席で先制の左翼線2点二塁打を放つと、3回の第2打席では左越えへ決勝17号3ラン。4回の第3打席で右前打を放って今季2度目のサイクル安打に王手をかけたが、6回の第4打席は投直、8回の第5打席は空振り三振に倒れた。それでも、今季9度目の3安打でメジャー自己最多5打点。また、4回に今季12個目の盗塁となる二盗をマークした。
大谷のバットが火を噴いた。初回1死一、二塁で左翼線へ先制2点二塁打を放つと、2-2で迎えた3回無死一、三塁では左越えへ17号3ランを放った。8月18日の本拠地ホワイトソックス戦以来15試合58打席ぶりの一発。打球速度107マイル(約172.2キロ)、飛距離403フィート(約122.8メートル)、打球角度33度。最高到達点111フィート(約33.8メートル)のムーンショットだった。
たった2打席でメジャー自己最多となる5打点をたたき出した。1試合5打点は日本人ではヤンキース・イチローが12年8月10日のブルージェイズ戦でマークして以来。チームでは7人目で、13年5月21日のマリナーズ戦で記録したトラウト以来だ。
4回1死で右前打。直後に二盗を決め、今季12個目の盗塁をマークした。1試合5打点以上&1盗塁は日本人初で、チームでは7人目。13年5月21日のマリナーズ戦で記録したトラウト以来だ。6回1死は投直、8回1死一塁は空振り三振に倒れたが、5打数3安打5打点。昨年9月29日の本拠地アスレチックス戦以来343日ぶりの4番スタメンで、チームの2連勝に貢献した。
4番スタメンは昨年9月29日の本拠地アスレチックス戦以来343日ぶり。トラウトがベンチスタートとなった一戦で5打数3安打5打点と大暴れを見せた。
大谷はテレビインタビューで、「初回からいい形で点を取れて、いいゲーム運びだったなと思います。特に本塁打を意識することなく、ランナーを返せればいいなと思っていたので、一番いい形になってくれて、いいスイングだったなと思います。後半なかなかいいところがないので、最後の月ですけど、なんとか取り返せるように1打席1打席、大事にしたいと思います」とコメントした。
(Full-Count編集部)