巨人にM9再点灯、DeNA痛恨5連敗、阪神5000敗で自力CS消滅…10日のセ・リーグは?

巨人・原監督【写真:Getty Images】
巨人・原監督【写真:Getty Images】

2位DeNAと3位広島はゲーム差なしに、広島小園は球団高卒新人新記録の4号

 セ・リーグは10日、3試合が行われ、巨人、ヤクルト、広島がそれぞれ勝利した。巨人には優勝へのマジックが「9」で再点灯した。

 巨人は敵地で2位DeNAとの直接対決に4-2で勝利した。来日初先発のクックが3回にロペスに先制28号ソロを浴びたが、6回2死一塁で4番の岡本がDeNA今永から特大の27号2ランを左中間上段に突き刺して逆転に成功。さらに、8回には丸が左犠飛、岡本が2打席連続の28号ソロを左中間に放ち、試合を決めた。2番手の高木が2回無失点で3勝目(1敗)を挙げ、優勝へのマジックナンバー「9」が再点灯した。DeNAは痛恨の5連敗。今永は7回を2安打10奪三振と好投も、一発に泣いて6敗目(13勝)を喫した。

 広島は本拠地・中日戦に3-0で勝ち、2連勝で貯金を「4」とした。エースの大瀬良が8回6安打無失点の好投で、自身4試合ぶりの11勝目(8敗)をマーク。3回に西川の右越え16号ソロで先制すると、7回1死一塁ではドラフト1位ルーキー小園が右翼席に4号2ランを放ち、リードを広げた。小園の4本塁打は、1950年の紺田周三(3本)を上回り高卒新人では球団最多記録。2位DeNAとはゲーム差なしとなった。

 セ・リーグ最下位のヤクルトは、敵地での阪神戦に延長10回5-4で競り勝った。1点を追う2回2死満塁で投手の高橋が走者一掃の適時二塁打。3回にはバレンティンの31号ソロでリードを広げたが、3回に中谷、原口に適時打を許して1点差に。4回には福留の犠飛で同点に追いつかれた。しかし、その後は救援陣が奮闘し、勝ち越し点を許さず。4-4で迎えた延長10回2死二塁で途中出場の塩見が決勝の中前適時打を放った。この日、小川監督、宮本ヘッドコーチの今季限りでの退団が発表されたが、意地を見せた。

 4位の阪神は6番手のドリスが痛恨の1点を許し、3位広島とのゲーム差は「4.5」に。DeNA、オリックスに次いで史上3球団目の通算5000敗を喫し、今季の自力CS出場が消滅した。

→1 巨人 128試合70勝56敗2分 M9
→2 DeNA 131試合66勝62敗3分 5.0
→3 広島 133試合67勝63敗3分 0.0
→4 阪神 129試合59勝64敗6分 4.5
→5 中日 128試合60勝66敗2分 0.5
→6 ヤクルト 131試合53勝76敗2分 8.5

(Full-Count編集部)

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