広島中崎が不振、DeNAは「勝利の方程式」奮起、巨人は…セ救援陣を成績で振り返る

広島・中崎翔太(左)とDeNA・山崎康晃【写真:荒川祐史】
広島・中崎翔太(左)とDeNA・山崎康晃【写真:荒川祐史】

巨人に迫るDeNAは「勝利の方程式」が奮起…ここまでの救援陣成績は?

 ペナントレース終盤、今季は投手の分業がさらに進み、救援投手の重要性がより増したともいえるだろう。各球団の救援投手事情についてみていこう。

セ・リーグ 各チームの主要な救援投手の成績

○広島
フランスア 61登6勝6敗12セーブ17ホールド 64回1/3 防2.66
中崎翔太 36登3勝3敗9セーブ5ホールド 35回1/3 防4.08
遠藤淳志 32登1勝1敗1セーブ6ホールド 40回1/3 防2.90
菊池保則 50登1勝2敗0セーブ11ホールド 52回2/3 防2.73
レグナルト 49登6勝2敗0セーブ14ホールド 55回2/3 防2.91
中村恭平 39登0勝1敗0セーブ10ホールド 40回2/3 防2.43
一岡竜司 33登0勝0敗0セーブ16ホールド 31回 防2.90

 クローザーの中崎が不振で2度の2軍落ち、フランスアが代役を務める。セットアッパーでは6月に昇格した遠藤が、次第に重要な持ち場を任されるようになっている。

○ヤクルト
石山泰稚 31登2勝2敗10セーブ5ホールド 30回2/3 防1.76
マクガフ 62登6勝3敗9セーブ17ホールド 65回2/3 防2.88
梅野雄吾 64登1勝2敗4セーブ26ホールド 64回 防3.66
ハフ 63登1勝4敗3セーブ24ホールド 61回1/3 防3.96
近藤一樹 57登3勝3敗0セーブ18ホールド 51回 防3.00
五十嵐亮太 44登5勝1敗0セーブ3ホールド 41回1/3 防3.05

 クローザーを固定できず。石山は優秀だったが、コンディション不良で2か月弱の戦線離脱。最近はマクガフがクローザーを務める。

○巨人
中川皓太 60登4勝3敗16セーブ15ホールド 59回 防2.44
デラロサ 21登1勝0敗6セーブ5ホールド 18回1/3 防1.96
クック 13登0勝2敗6セーブ0ホールド 15回 防4.80
田口麗斗 47登2勝3敗1セーブ12ホールド 57回1/3 防4.24
澤村拓一 36登2勝1敗1セーブ11ホールド 40回1/3 防2.45
マシソン 21登1勝2敗1セーブ8ホールド 16回1/3 防3.86
野上亮磨 13登1勝2敗1セーブ3ホールド 18回 防3.50
高木京介 49登3勝1敗0セーブ10ホールド 48回 防3.94

 中川がクローザー、セットアッパーを掛け持ちしたが、やや疲れが見える。7月中旬に加入したデラロサが活躍している。

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