イエリッチが自打球で膝蓋骨骨折、今季絶望に 44本塁打で2年連続MVP候補も…
ワイルドカード争いをするブルワーズにも自身2度目のリーグMVPにも痛い離脱
■ブルワーズ 4-3 マーリンズ(日本時間11日・マイアミ)
ブルワーズのクリスチャン・イエリッチ外野手が10日(日本時間11日)の敵地マーリンズ戦で膝を負傷し交代。試合後に右膝膝蓋骨の骨折であることが球団により発表。18試合を残し、今シーズンは絶望的となった。
1回、右腕エリザー・ヘルナンデスが投じた79.8マイル(約128キロ)のスライダーを返したイエリッチだったが、打球は右膝に直撃。膝をついて倒れると、そのまま膝を抱えてうなだれた。しばらく苦悶の表情でトレーナーと話していたが、自ら立ち上がると歩いてベンチに戻っていた。
ブルワーズは現在ワイルドカード争いの3番手。10日の試合で2位カブスに1.5ゲーム差まで迫ったが、主力イエリッチの離脱はかなりの痛手となりそうだ。
イエリッチは昨季ナ・リーグの打率トップ、ホームランはトップに2差という好成績を収めて最優秀選手賞(MVP)を受賞した。今季も130試合に出場し、自身最多の44本塁打でリーグ3位、リーグ2位の打率.330と自身2度目のナ・リーグ候補と目されていたが、厳しい展開となった。