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「強いチームは接戦に強い」は本当? 状況別の勝率と投打の成績から読み解く

度々「強いチームは接戦に強い」と言われてきた。大差のついた試合ではリリーフ陣や守備が多少不安定でもそのまま逃げ切れる可能性が高いが、僅差の試合を確実にものにするリリーフ陣や守備の堅さ、緊迫した場面でチャンスを得点に結びつけるための勝負強さといった要素が、長いシーズンで安定して勝星を積み重ねていくためには必要という考え方によるものかもしれない。

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

首位ソフトバンクは「通説通り」…実は最下位オリックスも?

 度々「強いチームは接戦に強い」と言われてきた。大差のついた試合ではリリーフ陣や守備が多少不安定でもそのまま逃げ切れる可能性が高いが、僅差の試合を確実にものにするリリーフ陣や守備の堅さ、緊迫した場面でチャンスを得点に結びつけるための勝負強さといった要素が、長いシーズンで安定して勝星を積み重ねていくためには必要という考え方によるものかもしれない。

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 そこで今回は、今季の順位と接戦時の勝率にどの程度の相関性があるのか調べていきたい。ここでは3点差以内の試合を僅差と定義し、最終結果が3点差以内の試合と、4点以上の差がついた試合における各球団の勝率を紹介する。(成績は9月9日時点)

 ソフトバンクは接戦時の勝率がリーグ内で唯一.600を超えており、まさに接戦に強いチームといえる。一方で、4点差以上での勝率はリーグ5位。僅差の試合における抜群の強さこそが、リーグ首位に立っている理由だろうか。西武は看板の強力打線が不振の投手陣をカバーしている印象が強いが接戦時の勝率も優れており、大差時と接戦時で共に.500以上の勝率を記録している唯一のチームとなっている。

 楽天とロッテはどちらも大差となった試合では優れた勝率を記録しているものの、接戦の試合ではやや脆いという数字が出ている。現在両者は熾烈なAクラス争いを繰り広げているが、この数字を改善することが3位以上を狙うにあたって重要になってくるか。5位の日本ハムは3点差以内の勝率がリーグ5位で、大差が開いた試合の成績も1つの勝ち越しにとどまる。苦しい戦いが続いている理由の一端は、このあたりにあるのかもしれない。

 一方、オリックスは3点差以内の試合での勝率はリーグ2位ながら、4点差以上の試合の勝率は極端に低い。接戦に強いという要素を備えながら現在リーグ最下位と波に乗り切れておらず、僅差の試合を勝ちきれるというだけでは上位に進出できないという事実もまた浮かび上がってくる。

オリックス(リーグ6位)
3点差以内:75試合 41勝34敗 勝率.547
4点差以上:47試合 14勝33敗 勝率.298
通算:128試合 55勝67敗6分 勝率.450

日本ハム(リーグ5位)
3点差以内:79試合 36勝43敗 勝率.456
4点差以上:45試合 23勝22敗 勝率.511
通算:129試合 59勝65敗5分 勝率.480

楽天(リーグ4位)
3点差以内:90試合 43勝47敗 勝率.478
4点差以上:36試合 20勝16敗 勝率.556
通算:130試合 63勝63敗4分 勝率.500

ロッテ(リーグ3位)
3点差以内:81試合 36勝45敗 勝率.444
4点差以上:46試合 28勝18敗 勝率.609
通算:131試合 64勝63敗4分 勝率.500

西武(リーグ2位)
3点差以内:70試合 37勝33敗 勝率.529
4点差以上:58試合 34勝24敗 勝率.586
通算:129試合 71勝57敗1分 勝率.560

ソフトバンク(リーグ1位)
3点差以内:86試合 53勝33敗 勝率.616
4点差以上:39試合 17勝22敗 勝率.436
通算:129試合 70勝55敗4分 勝率.560

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