WCゲームで先発すべきはダルビッシュ 米メディア支持「ユウと言わざるを得ない」
対抗馬は10勝9敗、防御率3.33のヘンドリックス「コイントスで決めなければ」
13日(日本時間14日)現在、ナ・リーグ中地区2位でワイルドカード争い2位につけているカブス。このままいけば一発勝負のワイルドカード(WC)ゲームでナショナルズと対戦するが、その重要な一戦の先発にダルビッシュを推す声があがっている。地元ラジオ局「670ザ・スコア」の「マリー&ハウ・ショー」で討論が行われ、地元紙「シカゴ・トリビューン」のコラムニスト、デビッド・ハウ氏が司会者のマイク・マリガン氏とともにダルビッシュを“支持”した。
ダルビッシュの他にも、昨季最多勝のレスター、球宴4回出場のハメルズ、チームトップ13勝のキンタナ、2016年最優秀防御率のヘンドリックスと強力投手陣を誇るカブス。「カブスがワイルドカードゲームに進出したら、先発登板するのはユウ・ダルビッシュでしょうか? 他には誰が考えられますか?」とのテーマでトークが展開されている。
番組ではまず「ジョン・レスターは好きですが、彼ではないです。コール・ハメルズは序盤は良かったですが、彼でもないです。ホセ・キンタナは少し不安定で、彼が答えではないです」と3人を候補から除外。「つまり、カイル・ヘンドリックスかユウ・ダルビッシュとなります」と2人に絞った。
ダルビッシュは12日(同13日)の敵地パドレス戦で6回2安打14奪三振と好投した。「難しいですが、あのような登板を見た後では、それ以外の答えは見つかりません。多少、現状に囚われてしまっているのかもしれませんが、彼は自分の仕事をしました。相手はパドレスであり、ナショナルズと対戦するのとは話が違いますが、彼は多くのことができます」とその投球を称賛し、ダルビッシュがワイルドカードゲームの先発に適任だとしている。
対抗馬に上がっている技巧派右腕ヘンドリックスは10勝9敗、防御率3.33と安定している。ハウ氏らは「ユウ・ダルビッシュとカイル・ヘンドリックスはコイントスで決めなければならないくらいです」としながらも、「それでも、ユウ・ダルビッシュだと思います。カイル・ヘンドリックスだと言いたい気持ちも大きいです。しかし、現時点ではユウと言わざるを得ません」と結論づけた。
地区首位のカージナルスを4ゲーム差で追っているカブスはまだ地区優勝の可能性を残しており、必ずしもワイルドカードを戦うわけではない。そのため残りの登板のすべてが重要な試合になってくるのは間違いない。残りシーズンでのダルビッシュの投球に注目が集まる。
(Full-Count編集部)