MLBの“鬼才”右腕が鷹・千賀のフォークを大絶賛「僕もあんな球を投げてみたい」
バウアーの独占インタビューをFull-CountのYouTubeチャンネルで公開、ドローン事件についても語る!?
7月にインディアンスからレッズに移籍したトレバー・バウアー投手がFull-Countの独占インタビューに応じ、ソフトバンクのエース右腕・千賀滉大投手を絶賛した。実際に投球の映像を見て、“お化けフォーク”と呼ばれる決め球に「えげつない」「僕もあんな球を投げてみたい」と脱帽。直球についても「よく伸びる」と称えた。Full-Countの公式YouTubeチャンネルでは、その様子が収められているバウアーの独占インタビュー第3弾を公開中。メジャートップクラスの右腕は、身振り手振りを交えて「日本のエース」となりつつある千賀の投球を“分析”している。
インディアンス時代には、5回途中8失点でKOされて降板を告げられた際に、怒りに任せて手に持っていたボールをバックスクリーンに向かって“大遠投”してしまうなど、時折、不可解な行動を見せることでも知られるバウアー。だが、その素顔は誠実で、同僚からも信頼を寄せられる存在だ。独自の理論でトレーニングを行う研究熱心な投手としても知られ、“鬼才”という言葉がピッタリと当てはまる。今季はすでにインディアンスとレッズで計11勝(12敗)をマーク。5年連続2桁勝利を挙げている。
バウアーは今回、「パーソル パ・リーグTV」の動画で千賀の投球を実際に確認。まずは「あのフォークボールはえげつないね。僕もあんな球を投げてみたいよ」と脱帽した。さらに、直球についても「純粋なフォーシームのバックスピンがかかり、よく伸びる。剛速球のようだ」と絶賛。投球フォームの「メカニック」についても「素晴らしい」「洗練されている」と感心した様子だった。
さらに、Full-Countの公式YouTubeチャンネルで公開しているインタビューでは、身振り手振りを交えて、千賀の投球フォームで優れている点を説明。一方で、千賀ができていて、自身にできないことも素直に明かし、ダルビッシュ、岩隈、松坂らと千賀の「両膝」の使い方の共通点についても解説。「僕も長い間それをやろうと試したけど、できなかった」と話している。
YouTubeチャンネルの約16分間のインタビュー第3弾ではその他にも、学生時代の2009年に日本のマウンドで投げた思い出、バウアーが指につけている「リング」の秘密、そして、バウアーの“代名詞”の1つであるドローンへの思いも吐露。2016年のプレーオフ期間中、ドローンで右手の指を切り、直後の試合中に流血して降板した話はあまりにも有名だが、その“真相”も明かしている。