広島、まさかの大逆転負けで4連覇消滅 緒方監督「結果を受け止めて、1試合1試合」

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

一時は7点リードも6回に2本の本塁打で同点に追い付かれる

■DeNA 11-8 広島(19日・横浜)

 広島は19日、横浜スタジアムで行われたDeNA戦に8-11で敗れ、リーグ4連覇の可能性が消滅した。レギュラーシーズン残り3試合で2位DeNAとの差が2.5ゲームに広がり、地元でのクライマックスシリーズ開催も厳しい状況となった。緒方監督は「結果を受け止めて、1試合1試合やっていく」と言葉を振り縛った。

 今季6試合で5敗を喫している天敵の今永に対して、初回から会沢とメヒアのタイムリーで3点を奪った。3回には鈴木のソロ本塁打、5回には長野の3ランで7対0とリードした。しかし、先発の床田が6回にソトに3ランを浴びて降板し、代わった九里も梶谷に満塁本塁打を打たれ、一挙7点を奪われて同点とされた。

 8回に会沢の本塁打で勝ち越したが、リリーフ陣がリードを守れず、延長11回に今村がソトのサヨナラ本塁打を浴びた。衝撃的な敗戦に、帰りのバスに向かう緒方監督の表情はこわばり、記者の質問にも言葉は少なかった。緒方監督は「悔しいけど、阪神戦から切り替えてやるしかない」と前を向いたが、残り3試合で貯金1と、シーズン勝率5割も微妙な状況となってきた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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