オリ安達が決勝HRに「100点です」 パーソルDAY ZOZOマリンスタジアム編
緊迫した試合は、オリ安達が決めた! 力みのないバッティングの秘訣とは?
試合は投手戦の様相。投手陣が要所を締め、両チームも打棒が湿り気味。よもや延長か…… と思った9回表、打席にはオリックス安達了一内野手。ロッテ益田直也投手が投じた高めのストレートをうまくさばくと、打球は大勢のオリックスファンが待つ左翼中段へ。これが決勝打となり、2-1でオリックスが勝利した。
お立ち台に上がった安達は、「打席ではホームランのイメージはなかったけれど、(相手投手との)相性も良かったので、思い切って行きました」と話した。安達の活躍に涙ぐむファンがいたことを聞かされると、「本当ですか……! 良かったです、安心しました」と頬を緩ませた。そんな安達にヒーローインタビュー後“今日の仕事ぶり”について話を伺った。
――最終打席を振り返って
「初球がボールだったので、次は真っ直ぐ一本だけを狙って思い切りよく振っていこうと思っていました。いい結果になってよかったです」
――今日の“仕事ぶり”を点数で表すと?
「100点って言ったほうがいいんですかね(笑)。でも、100点です。自分のホームランでチームが勝ったので」
――試合前に行なっているルーティンや、パフォーマンスを上げるために必ず行うことは?
「特に決めていないですね。試合に入る前に必ずやらなくてはいけなくなってしまうので、あまり決めないようにしています。試合前に絶対にこれ食べるとかもないんです」
試合前は何も決めない、ゲンも担がない。“平常運転”が力みのないバッティングを生み出すようだ。チームは最下位に沈んでいるが、それを打破するとすれば、中軸を打つ選手以外に、コンスタントに点を生み、投手陣を援護する存在だ。ましては、遊撃守備に定評のある安達。マウンドの投手の安心感もあるだろう。この試合の数日後に登録抹消となったが、ペナント終盤そして来季を戦うにあたって、この男の活躍がまた必要になるに違いない。
パ・リーグの残り試合もあとわずか。果たして「2019 パーソル クライマックスシリーズ パ」に進出できるのはどこのチームか。最後までチームの動向から目が離せない。
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(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)