前田健太、今季総年俸は9億円超に 新たに約2700万円加算でメジャー2番目の多さに

2/3回を無失点で抑えたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
2/3回を無失点で抑えたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

22日のロッキーズ戦で2/3回を投げて今季150イニングをクリア

■ロッキーズ 4-2 ドジャース(日本時間22日・ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手は21日(日本時間22日)、本拠地でのロッキーズ戦に9回から4番手で救援登板し、2/3回を無安打無失点に抑えた。今季の登板イニング数がこれで150イニングを超え、25万ドル(約2700万円)の出来高を新たに手にすることになった。ドジャースは2-4でロッキーズに敗れた。

 前田の出番は2点ビハインドの9回にやってきた。4番手としてマウンドに上がると、先頭のフエンテスを左飛に打ち取り、まず1アウト。続くウォルタースを見逃し三振に打ち取って2死としたところで、前田は降板。5番手としてコラレクがマウンドに上がった。前田は2/3回を投げて、無安打1三振無失点。救援に配置転換となり、初の連投で好リリーフを見せた。

 2015年オフに広島からドジャースに移籍した前田。メディカルチェックで右肘に懸念が見つかったことで、基本年俸が抑えられ、その分出来高が厚いという異例の契約を結んだ。基本年俸は300万ドル(約3億2000万円)で、開幕ロースター入りや先発登板数、登板イニング数に応じてインセンティブが設定されている。

 今季はまず開幕ロースター入りで15万ドル(約1600万円)を手にし、その後、先発15試合、同20試合でそれぞれ100万ドル(約1億700万円)ずつの計200万ドル(約2億1400万円)を獲得。さらに25先発で150万ドル(約1億6000万円)を加え、先発登板による出来高は計350万ドル(約3億7400万円)となっている。

 さらに、登板イニング数に応じたボーナスも90イニング以降、10イニングごとに25万ドル(約2700万円)で設定されている。この日の2/3回で今季のイニング数は150回1/3となり、150イニングをクリア。これで出来高は計175万ドル(約1億9000万円)となった。

 基本年俸の300万ドルに加え、これまでクリアしてきた各インセンティブの合計は540万ドルとなり、今季の報酬は840万ドル(約9億円)に。前田は1年目に32試合に先発、175回2/3を投げ、1190万ドル(約12億7000万円)を得ており、これに次ぐメジャー4年目で2番目に多い報酬となった。

(Full-Count編集部)

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