広島永川が引退試合で有終の美 15年ぶり先発で大島を一ゴロ、笑顔で拍手に一礼
スタンドに一礼し17年の現役生活に別れ、ベースカバーに入って一ゴロ
■広島 – 中日(23日・マツダスタジアム)
今季限りで現役引退する広島の永川勝浩投手が23日、本拠地マツダスタジアムでの中日戦で引退試合のマウンドに上がった。先頭の大島を一ゴロに打ち取って有終の美を飾り、温かい拍手が送られた。
2004年10月10日の巨人戦以来の先発マウンドとなった永川は、1番の大島と対戦。全球ストレートで勝負し、141キロでボール、141キロで見逃しストライクとした後、3球目も141キロで一ゴロに打ち取り、自らベースカバーに入ってアウトとした。笑顔でマウンドに戻ると、緒方監督が交代を告げ、永川は温かい拍手を送られてスタンドに一礼。最後まで笑顔のままで17年の現役生活に別れを告げた。
2002年に亜大から自由枠で広島に入団した永川は、広島一筋17年で通算165セーブ、79ホールドを記録。この試合が通算527試合目の登板となった。
(Full-Count編集部)