広島・永川、涙の引退セレモニー「最高の広島ファンと…」仲間の手で5度胴上げ
引退試合は15年ぶりに先発し、オール直球で大島を一ゴロ
■広島 4-3 中日(23日・マツダスタジアム)
今季限りで現役を引退する広島の永川勝浩投手の引退セレモニーが23日、本拠地マツダスタジアムでの中日戦後に行われた。この日、15年ぶりの先発のマウンドに上がった右腕は大島を一ゴロに打ち取り、現役最後のマウンドを終えた。
チームは延長10回、サヨナラ勝ちという劇的な幕切れで、永川の引退試合を勝利で飾った。チームメートと歓喜の瞬間を味わった永川は試合後、引退セレモニーで挨拶に立った。
「クライマックスシリーズを争う時期にこのような機会を用意していただきありがとうございます。17年間という長い間、広島東洋カープの歴代の監督、コーチ、トレーナーに大変お世話になりました。関わってくれた全ての人に感謝します」と、現役生活で関わった全ての人への感謝を述べた。
そして「産んでくれた両親、一緒にいてくれた家族…」と家族に感謝を伝えようとすると、涙が溢れて言葉に詰まり、そして「ありがとうございます」と口にした。「最後に最高の広島ファンと一緒に17年間やれたことを誇りに思い、現役生活を終えようと思います」。最後は赤くスタジアムを埋めた広島ファンへ感謝を伝えると、チームメートの手で5回宙を舞った。
(Full-Count編集部)