台湾・味全加入の川崎宗則、練習試合で初安打初打点 現地メディア伝える「もう泣きそう」

台湾プロ野球・味全ドラゴンズの客員コーチに就任した川崎宗則【写真:藤浦一都】
台湾プロ野球・味全ドラゴンズの客員コーチに就任した川崎宗則【写真:藤浦一都】

ラミゴ2軍との練習試合で適時二塁打を放ち、これが台湾での初安打初打点に

 台湾プロ野球・味全ドラゴンズの川崎宗則内野手兼コーチが25日、ラミゴモンキーズ2軍との練習試合に「3番・指名打者」として出場し、台湾での初安打初打点を記録した。

 20年ぶりに台湾プロ野球に復帰した味全ドラゴンズ。今年は公式戦こそないものの、9月から始まった練習試合を通じてチーム力向上を狙っており、今回のラミゴ2軍戦で背番号「52」が躍動した。

 台湾・雲林県に位置する斗六球場で行われたこの試合。1打席目は四球で出塁するも、続く2打席目は凡退。5回裏、4-1とリードして迎えた第3打席で2死一塁の場面でライトへ大きな打球を放ち、これが適時二塁打となって台湾での初安打初打点を記録した。試合は5-3で味全が勝利した。

 試合後、台湾メディアのインタビューを受けた川崎。その様子を『NOWNEWS』が「川崎、台湾初安打」の見出しとともに伝え、川崎は「(打つことができて)嬉しいです。もう泣きそうです」とコメントしている。

 台湾でプレーすることが決まってから約2か月。川崎は今、若い選手と一緒にプレーすることで幸福感を感じると同時に刺激を受けているという。自らプレーしながら指導もするという二足のわらじを履きながらも純粋に野球というスポーツを楽しんでいる。

 今後もチームは練習試合を続けていく予定であり、川崎自身の出場機会も増えていくことだろう。多くのファンは彼のハツラツとしたプレーを待っている。

(豊川遼 / Ryo Toyokawa)

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