広島會澤、ロッテ鈴木、鷹福田ら争奪戦に? 今オフのFA市場で注目選手は…
強打の捕手である會澤は権利行使なら大きな注目を集めるか
ペナントレースも残りあとわずか。パ・リーグは西武が2年連続で優勝を果たし、セ・リーグは巨人が5年ぶりに頂点に立った。パ・リーグは全6球団の順位が確定、セ・リーグは広島と阪神がクライマックスシリーズ出場権のかかる3位を最後まで争っている状況だ。
球界は5日からスタートするクライマックスシリーズ、そしてその先にある日本シリーズに注目が集まる。その一方で、本格的に始まるのがオフの戦力補強のための“ストーブリーグ”。その1つが、FA選手たちだ。
このオフ、その去就が注目を集めそうな、主なFA権取得者は以下の通りだ。
【投手】
野村祐輔(広島)
美馬学(楽天)
十亀剣(西武)
益田直也(ロッテ)
【捕手】
會澤翼(広島)
【内野手】
菊池涼介(広島)
中島卓也(日本ハム)
鈴木大地(ロッテ)
【外野手】
バレンティン(ヤクルト)
福田秀平(ソフトバンク)
荻野貴司(ロッテ)
昨オフは丸佳浩(広島→巨人)、浅村栄斗(西武→楽天)、炭谷銀仁朗(西武→巨人)、西勇輝(オリックス→阪神)がFA権を行使して他球団に移籍したが、今オフはそれを上回る多くの選手が権利を行使する可能性がある。
投手では野村、美馬、十亀と先発タイプの3人、リリーフの益田が注目を集めそう。強打の捕手はどの球団にとっても喉から手が出るほど欲しい存在だ。そういった意味ではセ・リーグ屈指の強打の捕手である會澤が権利を行使すれば、争奪戦となっても不思議ではないだろう。
内野手でその去就が注目を集めそうなのは菊池涼、中島、鈴木あたりか。圧倒的な守備範囲を誇る菊池涼は多くの球団にとって魅力。コンスタントに.280前後を残し、二塁、三塁など複数ポジションをこなせる鈴木もFA市場の目玉となりそうだ。
外野手ではバレンティンがFA権を取得。今季も33本塁打を放ち、4年連続30本塁打超のパンチ力は健在だ。荻野は今季初めて規定打席に到達し、3割を超えるハイアベレージを残した。
福田は分厚い選手層のソフトバンクで代打、代走、守備固めと高いレベルでこなす貴重なバイプレーヤーだ。ソフトバンクでは控えに甘んじているものの、他球団では十分にレギュラーを張れるだけの実力があり、権利行使となれば、獲得に手をあげる球団は複数ありそうだ。
この他にも海外FA権を持つ西武・秋山翔吾外野手の動向にも注目が集まる2019年。オフの動向からも目が離せない。
(Full-Count編集部)