日ハム田中賢、引退試合前に会見で涙 「すごく幸せな20年間だった」…一問一答
午後6時からのオリックス戦が引退試合「昨日の夜はちょっと眠れませんでした」
日本ハムの田中賢介内野手が27日午後、札幌ドームで引退会見に臨んだ。午後6時から本拠地で行われるオリックス戦に出場し、日米通算20年のプロ野球人生にピリオドを打つ。
主な一問一答は以下の通り。
――今の心境は。
「今までのプロ野球生活であまり寝れないということはなかったのですけど、昨日の夜はちょっと眠れませんでした。今、ちょっと眠たいです」
――昨年12月に引退を表明してからどんな思いでプレーをしてきたか。
「今年1年に限っては、今まで応援してくれた方々や支えてくれた方々への感謝の気持ちを持ってプレーをすると決めた1年でした。今までとは違う野球への取り組み方だったり、気持ちの持ち方をやった1年だったので、毎日毎日が充実しつつ、それと同時に寂しさを日々感じる1年でした」
――周りの方々からどんな言葉があったか。
「ファイターズファンだけではなくて、福岡、大阪、千葉、東京と違うチームの方々も花束贈呈という形で軽いセレモニーをしてくれたことにすごく感謝していますし、野球って、そういう枠を越えて素晴らしいスポーツだなと実感しました」
――今朝、自宅を出る時には家族からどんな言葉をかけられたか。
「子供が2人いるんですけど、上の子は僕がもう辞めるというのは分かっていて、それはある意味これから時間がたくさんできるので、喜んでいるのかなとちょっと思っていたんですけど……(30秒言葉に詰まり涙ぐみながら)今日の朝……寂しそうな感じだったので、ちょっときましたね」
――どんな20年間だったか。
「あっという間に過ぎた20年間でしたし、僕一人では到底できなかったですし、たくさんの方々の協力があって、感謝しています」