200奪三振のための“意図的落球”に批判殺到 「恥ずかしい」「偽の記録」
9回1死から一塁手がファウルフライを落球→次の球で200奪三振を達成
■レンジャーズ 7-5 Rソックス(日本時間27日・アーリントン)
レンジャーズのエース左腕、マイク・マイナー投手が26日(日本時間27日)、シーズン200奪三振を達成した。今季最終登板で8回2/3、5失点、126球の力投。9三振を奪い、ギリギリで200奪三振に乗せたが、それを助けるために一塁手が意図的に落球したとして、批判が殺到している。問題の場面を米スポーツ専門メディア「ESPN」が動画で公開している。
シーズン200奪三振まで残り「9」として今季最終登板のマウンドに上がったマイナー。3回までに走者を許さず、5三振を奪う幸先の良いスタートを切った。しかし、4回に3点を失うと奪三振のペースも落ち、8回5失点8奪三振と大台まで残り「1」として9回に突入した。9回先頭のレオンは2球目を打ち上げて左飛。1死走者なしでオーウィングスを迎えた場面で問題のプレーが起こった。
1-1からオーウィングスが放った打球は、一塁側ファウルグラウンドへの飛球。一塁手グズマンが捕球態勢に入ったが、なんとグラブを下げて打球を見送ったのだ。1-2となって次のボールはインハイへのやや外れたように見えるコースへ。主審はストライクと判定して見事に200奪三振を達成。ここでマウンドを降りた。
「ESPN」公式ツイッターが落球から三振奪取までの一連の流れを動画を公開すると、ファンからは批判が殺到している。
「審判も彼を助けたんだね」
「審判もレンジャーズに雇われているんじゃない? ひどいストライクコールだった」
「なんか痛々しい」
「恥ずかしい」
「MLBの記録は、みんな汚れている」
「これでボーナスがでたら、一塁手に分けてあげないとね」
「いや、捕手が一塁手に落とせって言ったんだよ」
「レンジャーズはアホ」
「良くないな」
「馬鹿げている」
「偽の記録」
「くだらないな」
2009年のドラフト全体7位指名ながら、肩の故障に苦しんできたマイナー。2017年に3年ぶりにメジャー復帰を果たすと、31歳を迎えた今季にブレークした。自己最多14勝を挙げ、球宴にも選出。味方の援護(!?)もあり自身初の200奪三振も達成した。