“意図的落球”→直後に200奪三振で物議 大台到達の左腕は「落とせと叫んだ」

レッドソックスは三振させないようにしていた!? 8回は3球で攻撃終了

 マイナーは特集の中で「僕は(捕手の)トレビノを見て、彼は僕を見た。僕らはボールがどこに落ちるかを見た。これを落とせば、2ストライクになる。だから、僕は、グズマンに落とせと叫んだ」とその瞬間について振り返っている。マイナーからの“指示”でグズマンは打球を落としたというのだ。

 この行為に対して、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は「僕には分からないな。僕は、自分のチームが正しく試合をしたのでハッピーだよ。最後まで、一生懸命プレーした」と皮肉交じりに“非難”したという。一方で、レンジャーズのクリス・ウッドウォード監督は、レッドソックスがマイナーに三振を取らせないため、意図的に初球をスイングしていたと振り返っている。実際に、マイナーは8回をわずか3球で終えている。

 指揮官は取材に対して「監督として、(それを見ることは)とても苦痛だった」「最後にポップフライを落としたことは、好ましいアイデアだとは思わない。ただ、一方で、彼らは、8回に3球連続でスイングした。なにか問題があるなら彼らのほうだ。コーラは明らかにそうだった。彼らは試合に勝つ努力をしなかった。彼らは、マイナーに三振を奪わせないようにしたんだ」と主張。また、マイナーも「彼らが何をしようとしているのかは分かっていた。彼らはそのことについて笑っていた。ブロック・ホルトは、僕らのダグアウトのほうをみて笑っていた。僕は気にしなかったけどね。ただ、彼らがスイングしていたから、彼らのバットが当たらないところに投球しないといけないと思った 」と振り返ったという。レッドソックスの選手たちの本心はわからないが、少なくとも本人は“悪意”を感じ取っていたというのだ。

 記事によると、見逃し三振の判定に納得できなかったオーウィングスはダグアウトに戻る時に審判に文句を言い、ウッドウォード監督は「マイクをとても誇りに思うよ」と語ったという。今季はこれが最終戦となった両チーム。来季、何らかのトラブルがなければいいが……。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY