日ハム栗山監督、30日に球団社長と会談 去就について明言避ける「考えます」

最終戦セレモニーでファンへの感謝を語った日本ハム・栗山監督【画像:パーソル パ・リーグTV】
最終戦セレモニーでファンへの感謝を語った日本ハム・栗山監督【画像:パーソル パ・リーグTV】

リーグ5位で今季全日程を終了、セレモニーで謝罪「本当にすみませんでした」

■オリックス 5-1 日本ハム(27日・札幌ドーム)

 日本ハムは27日、本拠地オリックス戦に1-5で敗れ、通算65勝73敗5分、リーグ5位で今季全日程を終えた。

 試合後のセレモニーであいさつした栗山英樹監督は1年間の応援に感謝した後で「2019年シーズン、今日で終わりになります。本当にすみませんでした」と満員のファンに謝罪。「これほど悔しいことはありません。ただファイターズ全員でこの思いを胸にして、刻み、来年しっかりと生かしていきたいと思います。1年間本当にありがとうござました。そしてこれからもどうか、ファイターズのこと、選手たちのこと、どうか長く長くよろしくお願いしたいと思います」と語りかけると、スタンドからは「辞めるなよ~!」という声と温かい拍手が送られた。

 セレモニー後、5位に終わった要因について指揮官は「ぼくの能力のなさ」と責任を一身に背負った。今後の去就については「明日から考えます」と明言を避けた。

 一方、吉村GMは栗山監督が30日に川村球団社長と会談することを明らかにした。その上で「どういう話になるか分からないが、監督がある種の決意を持っているのは間違いない。チーム成績については編成面での責任がこっちにある。GM、フロントの不備を痛感しているので、監督に責任を押し付けるつもりはないです」と続けた。球団と栗山監督が最終的にどういう決断を下すのか注目される。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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