急逝右腕に捧げる一発…3年前の「史上最も感情的なHR」にファン涙「泣いてしまった」

マリナーズのディー・ゴードン【写真:Getty Images】
マリナーズのディー・ゴードン【写真:Getty Images】

フェルナンデス投手が急逝した翌日に同僚ゴードンが…ちょうど3年目の一発にファン再び涙

 2016年に当時マーリンズのディー・ゴードン内野手(マリナーズ)が放った涙の先頭打者弾にファンが改めて涙している。エース右腕のホセ・フェルナンデス投手が急逝した直後の試合で右翼席にホームランを叩き込んだ映像をちょうど3年後の9月26日(同27日)にMLB公式ツイッターが公開。「いつも涙が出る」「泣いてしまった」などとコメントがついている。

 フェルナンデス投手は2016年9月25日(同26日)の未明にボート事故で死去。突然の悲劇に当日の試合は中止となり、翌26日(同27日)に本拠地メッツ戦が開催された。試合前の追悼セレモニーで同僚らは号泣。場内が悲しみに包まれる中、初回の守備を終えると、ゴードンが先頭打者として打席に立った。

 初球はフェルナンデス投手のヘルメットを被り、捧げるために見送り。ヘルメットを自分のものに取り替えて、本来の左打席に立つと、メッツ先発コロンの3球目を振り抜いて右翼席2階に運ぶ特大の一発を放った。ゴードンは肩を震わせながらダイヤモンドを一周。ホームベースを踏んでから左胸を2度叩いて、涙を流しながら天を見上げる。ダグアウトに戻り、同じように泣きじゃくる同僚たちと号泣して抱き合った。ゴードンにとっては、これがこのシーズン唯一のホームランだった。

 MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は26日(同27日)に公式ツイッターで「3年前の今日、ディー・ゴードンはメジャーリーグの歴史の中で最も感情的なホームランの一つを打った」と投稿。ゴードンのホームランの動画も添えると、ファンからは感情的なコメントが続々とついた。

「今見ても鳥肌が立つ」
「いつ見ても感情的になってしまう」
「泣いてしまった」
「これ見るといつも涙が出る」

 さらに、「これはマーリンズの未来を変えた。イエリッチがいた頃を覚えている? ホセは、サイ・ヤング賞の候補に毎年なるような選手だったのに。彼は強い男だった。彼は真のエースだった」「(これを見ると)この時のチームは今のチームとはとても異なったチームになることができていたかもしれないと思ってしまう」とフェルナンデス投手の悲劇を嘆く声も。明るいキャラクターで愛された右腕の記憶は今も人々の脳裏にしっかりと刻まれている。

【動画】「泣いてしまった」「これ見るといつも涙が出る」…打ったゴードンだけでなく同僚も号泣、3年前の「MLB史上最も感情的なHR」の実際の映像

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