阪神、怒涛5連勝で逆転CS進出ついに“王手” 30日の最終戦も勝てば広島抜き3位浮上

阪神・矢野監督【写真:荒川祐史】
阪神・矢野監督【写真:荒川祐史】

陽川が代打弾&高山と梅野はタイムリー&大山ダメ押し弾、中日は根尾がデビューも…5位が確定

■阪神 6-3 中日(29日・甲子園)

 阪神は29日、本拠地・中日戦に6-3で快勝。怒涛の5連勝で逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出に“王手”をかけた。5回に代打・陽川の先制弾で均衡を破ると、6回には3点を追加。さらに、7回には大山がダメ押しの2ランを放った。負けたら終戦という状況の中で白星を重ね続けてきた阪神。30日の中日戦にも勝てば広島を抜いて3位に浮上し、逆転でのCS進出が決まる。

 両チーム無得点で迎えた5回、2死走者なしで3番手ガルシアの代打として打席に立った陽川が中日・柳の136キロ直球を捉え、左翼スタンドに運んだ。値千金の3号先制ソロ。阪神が先手を取った。

 6回には1死満塁の好機を作り、柳をマウンドから引きずり下ろすと、高山が2番手・福からセンター前に運ぶタイムリー。2点を追加した。さらに、梅野も3番手・三ツ間からセンター前に落とす適時打を放ち、リードを4点に広げた。そして、7回は1死一塁で大山がバックスクリーン左への14号2ラン。6-0として、試合を決めた。

 投手陣は、現役最終登板となったメッセンジャーが先頭・大島を空振り三振に仕留めた後、高橋遥、ガルシア、岩崎、ドリス、ジョンソンと細かくつなぎ、9回は守護神・藤川が3点を失ったものの勝利。この日もチーム一体で勝利を掴んだ。

 負けが許されない状況から5連勝。3位の広島が最終戦の27日・中日戦に敗れたため、阪神が30日の中日戦も勝って6連勝とすれば、3位に浮上してCSファーストステージへの進出が決まる。レギュラーシーズン最終戦は青柳が先発する予定だ。

 中日は先発・柳が踏ん張りきれず6回途中4失点で7敗目(11勝)。打線も阪神投手陣に抑え込まれ、1試合を残して5位が確定した。7回の守備からはドラ1根尾がプロデビュー。先頭打者の遊ゴロをさばくなど守備は無難にこなしたが、プロ初打席は阪神ジョンソンの前に3球三振に倒れた。

(Full-Count編集部)

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