阪神高橋聡が引退登板、古巣の中日大野雄、福留に見送られ…動画は一晩で9万回再生
今季1軍初登板も三ゴロで有終の美、古巣・中日と対戦
■阪神 3-0 中日(30日・甲子園)
今季限りでの引退を表明している高橋聡文投手が30日、レギュラーシーズン最終となる中日戦(甲子園)に登板した。「ダ・ゾーン(DAZN)」は最終登板時の動画を公開しており、再生回数は一晩で9万回を超えている。
3点リードの7回に3番手でマウンドに上がった高橋聡は、これが今季初登板。引退登板ではあるものの、阪神にとっては勝てばクライマックス・シリーズ(CS)進出が決まるという大一番でもあった。しかし先頭福田を1ボール2ストライクと追い込み、最後は134キロ直球で三ゴロ。“有終の美”で締めくくった。
高橋聡は2001年のドラフト8位で中日に入団し、2010年のリーグ優勝にも貢献している。そんな古巣・中日でも共に過ごした福留がレフトから花束を持ってマウンドで声をかけると、高橋聡もぐっとこらえるような表情に。さらに中日からは大野雄が花束を贈呈。阪神カラーと中日カラーの2つの花束を抱えた高橋聡は帽子を取ってスタンドに挨拶。スタンドからは大きな声援。ベンチに戻ると、その目は少し涙ぐんでいるようにも見えた。
阪神では2016年からプレーし、2017年には61試合に登板し防御率1.70、20ホールドを挙げる活躍。同年、NPB史上98人目となる500試合登板も達成した。この引退登板でNPB歴代73位となる通算532試合登板も達成した。