大船渡・佐々木、海外の選択肢は考えず 12球団OK「まずは日本で頑張りたい」
163キロ右腕がプロ入りを正式表明「レベルの高いところでプレーしたい」
今秋ドラフト1位候補の最速163キロ右腕、大船渡・佐々木朗希投手が2日、大船渡市内で進路表明の記者会見を行った。佐々木は12球団OKの姿勢を表明。さらに、NPBを経由せずに米球界に挑戦することは「考えなかった」と話した。
佐々木は会見で「レベルの高いところでプレーしたいと思い、志望届を出しました」と、正式にプロ入りを表明。プロ入りを強く考え始めたのは「1年生の冬から」と明かし、意中の球団について聞かれると「12球団どこでも頑張りたい」と答えた。
同じ岩手出身のエンゼルス・大谷翔平投手は、花巻東高時代にいったんはNPBを経由しないので米球界挑戦を表明したが、佐々木は「考えていなかった」と明言。「まずは日本で頑張りたい」と強い決意を示した。
会見では「たくさんの方々に支えられて頑張れたので、恩返しできるようにプレーしたい」と地元への強い思いも明かした佐々木。10月17日のドラフト会議で何球団が競合するか、注目が集まる。
(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)