西武・今井が紅白戦で2回無失点 先発濃厚のCS第2戦に向け「集大成を見せたい」
昨年は鷹とのCSファイナル第4戦に先発も敗戦投手に
西武の今井達也投手が2日にメットライフドームで行われた紅白戦に登板し、2回1安打無失点と順調な調整ぶりを披露した。
この日は5番手で登板し、2回を投げて無失点。呉念庭に内野安打を許したのみで、打者7人に対して2奪三振無四球だった。今井は「1イニング目は(身体が)横振りになってボールもシュートしていたけど、2イニング目は修正できた。スライダーが低めに決まって、追いこんでから三振を取れてよかった」と投球を振り返った。
昨年はソフトバンクとのクライマックスシリーズファイナルステージ第4戦で先発したものの、5回途中4失点で敗戦投手になった。今年のファイナルステージでは第2戦の先発が濃厚だ。今井は昨年を振り返り、「(チームに)勝ちをつけられなくて悔しかった」と唇を噛んだ。
高卒3年目の今年は開幕からローテーションに入り、腰痛による離脱もあったもののチーム最多の135回1/3を投げて、キャリアハイの7勝(9敗)をマーク。若き右腕は「今年は色々な経験をさせてもらったので、集大成を見せたい。1勝の価値も高いので、全力で勝ちに行きたい」と快投を誓っていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)