2010年12球団ドラフト1位の今 6球団競合の西武大石が戦力外も…現役は9人

山田哲人は“外れ外れ1位”、後藤は“外れ外れ外れ1位”に

 ドラフトでは横浜、楽天、広島、オリックス、阪神、西武の6球団が大石を1位指名。西武が引き当てた。さらに、ヤクルト、日本ハム、ロッテ、ソフトバンクが斎藤佑を1位指名し、日本ハムが交渉権を獲得。巨人は澤村、中日は大野雄の単独指名に成功した。

 くじを外した横浜は須田、広島は福井、阪神は榎田、ソフトバンクは山下を指名して交渉権を獲得。楽天とヤクルトは塩見で“外れ1位”指名も重なり、塩見は楽天へ。オリックスとロッテも伊志嶺で外れ1位指名が重なり、伊志嶺はロッテが交渉権を獲得した。そして、“外れ外れ1位”指名ではオリックスとヤクルトが山田哲でまたも重複。ヤクルトが交渉権を引き当て、オリックスは“外れ外れ外れ”1位で後藤を指名した。

 12人のうち、現在もNPBで現役を続ける選手は9人もいる。須田は昨年限りで戦力外となり、今年は社会人のJFE東日本に復帰。大石と伊志嶺は3日に戦力外を告げられた。一方で、“外れ外れ1位”の山田哲は日本を代表する打者に。中日の大野雄は今季エースとして復活を遂げ、巨人の澤村も存在感を見せた。

 福井と山下は楽天に移籍。斎藤佑、塩見を含めた4人は怪我との戦いや、1、2軍を行き来しながらも現役でプレーを続けている。福井、斎藤佑とともに「早大三羽烏」と呼ばれた大石だが、1番最初にユニホームを脱ぐことになった。

(Full-Count編集部)

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