伸び率1位はDeNA、2位オリ 唯一、昨年を下回ったのは…NPB今季の観客数は?
セ・リーグのほうが伸び率、動員数共に多い
続いてオリックスが伸び率で2位に。平均で8.2%と大幅増だった。昨年は京都、宮崎で主催試合を各1試合したが、今季は京都の2試合が雨で流れて振替試合は京セラドームで行われた。楽天も平均で7.0%増加。今季は一塁側の4階建てタワー型観戦スタンド(計103席、7月?)の新設などスタンドの改修も行った。
観客動員総数では、阪神が72試合309万1335人で巨人を上回り1位。平均でも阪神は4万2935人で、巨人の4万2643人に僅差ながら上回った。
広島は平均客数では微増ながら、総数では主催試合が1試合少なかったこともあり-0.4%となった。マツダスタジアムの動員率は95.7%とほぼ毎回満席に近く、これ以上の大幅な動員数増の余地がない状態だ。
唯一、平均観客動員が減ったのは日本ハム。2023年開業予定の北海道ボールパークの新設により、現在の本拠地札幌ドームからの移転を発表している日本ハムだが、今季は観客が伸び悩んでいる。
また両リーグの観客動員数は以下の通りで、セ・リーグのほうが伸び率、動員数共に多い。
セ・リーグ:平均3万4655人(4.4%)429試合1486万7071人(4.4%)
パ・リーグ:平均2万7202人(3.1%)429試合1166万9891人(3.1%)
NPB合計:平均3万928人(4.1%)858試合2653万6962人(4.1%)
さらにNPB平均も史上初めて3万人の大台に乗った。この右肩上がりはいつまで続くだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)