ハマスタ初開催CSは苦手な阪神相手 短期決戦の秘訣は…ラミレス監督「プライド」

会見に臨んだDeNA・ラミレス監督と筒香嘉智(左から)【写真:編集部】
会見に臨んだDeNA・ラミレス監督と筒香嘉智(左から)【写真:編集部】

キープレーヤーは筒香「強い思いを持っている」、初戦は石田が先発

 5日から始まる「クライマックスシリーズ・セ ファーストステージ」を前に、DeNAは4日に前日記者会見を開いた。出席したアレックス・ラミレス監督は、CS初戦の先発を石田健大投手と明言。レギュラーシーズンでは負け越した阪神相手に、どのように戦っていくのだろうか。

 2017年のCSでは3位から下克上を達成。ファーストステージでは阪神と甲子園で戦い、1敗からひっくり返してファイナルステージへ進出した。今回は“迎え撃つ”立場だが、再び阪神が相手。公式戦では8勝16敗1分けだったが、会見に出席した筒香は「公式戦とCSはまったくの別物。事実として負け越しているけれど、明日からは別物」と達観している。

 ラミレス監督はこの決戦に「CSを勝ち抜くためにはキープレーヤーひとりではなかなか難しいが、その中でも筒香はキープレーヤー。高いプライドとチームを勝利に導くという強い思いを持っていますし、キープレーヤーとして(出場する)という気持ちも持っている」と主将の活躍に期待を込める。

 筒香は今季の阪神戦では打率.293と当たっており、前回の下克上も主軸として経験。その短期決戦の秘訣を問われると、「秘密です」とキッパリ。まだ教えるわけにはいかないのか、言葉では語れないものなのか……。

 さらに先発に石田を指名し、エース今永の連投も示唆したラミレス監督にも、その采配のキーワードはと問えば「プライド」だと答える。「このDeNAはホームで圧倒的な勝利数を誇っていますし、横浜スタジアムではベストなチームだというプライドを持って臨めば阪神にも勝てると思っている」とうなずく。

 石田は今季、本拠地で18試合41イニングを投げ防御率1.98。チームも本拠地では今季43勝27敗1分けと有利な状況だ。この成績を“プライド”に、2連勝で駒を進めたい。

(Full-Count編集部)

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