CS1stを勝ち上がるのはホークス?楽天? シーズン成績はほぼ互角、全25回戦を振り返る

交流戦明けの後半戦、対照的な状態となった両軍

 6月4日に開幕したセ・パ交流戦はソフトバンクが11勝5敗2分で優勝。楽天は10勝8敗で5位タイという結果になった。両者に割って入るように状態を上げた日本ハムとともに、パ・リーグ首位を奪いあい、最終的には交流戦で大きく貯金に成功したソフトバンクが、交流戦明けに首位に躍り出た。

【第12~14回戦:ヤフオクドーム】
ソフトバンク:3勝 楽天:0勝

 交流戦が終了し、2ゲーム差で迎えた7月2日からの3連戦ではソフトバンクが3連勝。初戦はグラシアルが6打点の働きを見せ、2戦目はデスパイネの満塁弾でペースをつかむと、そのまま3戦目も勝利。キューバの助っ人野手が合わせて16打点の大活躍で、楽天を突き放した。

 これを含めて交流戦明けの7月は対極の結果に。ソフトバンクは交流戦明けから8連勝で首位独走態勢に入り、対抗馬は2位に上がってきた日本ハムに。一方の楽天は8連敗と状態を落とし、借金こそなかったが、貯金3の壁を越えられず。西武との激しいAクラス争いに身を投じることになる。

【第15~17回戦:楽天生命パーク】
楽天:2勝 ソフトバンク:1勝

 ソフトバンクは今季最大の貯金17を作るなど、首位をキープ。対する楽天は4位で迎えた7月19日からの3連戦。初戦は美馬があわや完全試合という投球を披露し、楽天が勝利。2戦目も辛くも勝利を収め、連勝で3位に浮上するが、3戦目はソフトバンクが一矢報いる形で再び4位に。ソフトバンクが1位を走り続ける中、楽天は激しい順位変動が続く1か月となった。

【第18~20回戦:楽天生命パーク】
楽天:1勝 ソフトバンク:2勝

 8月に大型連敗を喫した日本ハムと入れ替わる形で3位に浮上した楽天は、首位のソフトバンクを追いかける。5.5ゲーム差で迎えた8月13日からの3連戦はソフトバンクが勝ち越し。初戦を完封リレーで取ると、翌日の2戦目は19安打と打線爆発で連勝。3戦目は延長戦の末、楽天が銀次の一打でサヨナラ勝利を挙げた。しかし、2位・西武がソフトバンクを猛追、プレッシャーをかけ始め、楽天は3位争いに置いて行かれるようになった。

勝負は終盤9月へ。今季最終戦は順位決定の大一番となった

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