楽天の勝因は則本昂の“踏ん張り” 山崎武司氏が解説「心が折れなかったのが良かった」

「1つ勝ったことで間違いなく楽天が有利にはなっていると思うけど…」

 楽天は自慢の救援陣も7回以降を無失点に抑えて快勝。山崎氏は「宋家豪がめちゃくちゃ良かった。1イニングを命がけで投げたら、150キロ台中盤が出てたから素晴らしかったよね。ハーマンをメンバーから外したけど、後ろにはブセニッツも含めて、森原、(松井)裕樹ときっちり投げられるピッチャーがいるから、楽天は自信を持っているんじゃないかな」と評価。また、スタメンに抜擢されてソロ弾を含む2安打を放ったオコエについても「ペナントレースで使ってないメンバーをCSで使うというのはリスクがあって、チームの士気がどうなの、というところがあると思うけど、それにもかかわらず結果を出した。オコエはシーズン中のバッティングよりも良くなっている。バッティングの改善をしてきてるから、成長を感じたね」と称えた。

 3位の楽天が突破に王手。第2戦は楽天が美馬、ソフトバンクはバンデンハークが予告先発として発表されている。楽天が先手を取ったが、山崎氏は「そう簡単にはいかない」と予想する。

「美馬はソフトバンクに相性がいいらしいけど『そう簡単には(いかない)』というところだと思う。今日、ソフトバンクが勝ったら終わりだと思ったけど、楽天が勝ったら、面白い試合が見られるんじゃないかな。シリーズが盛り上がってきた。1つ勝ったことで間違いなく楽天が有利にはなっていると思うけど、アウエーで戦っているから。それを考えれば、1歩というより、0.1歩リードかなと。2試合なんて時の運もある」

 まずは両先発投手の出来が鍵を握るのは間違いない。楽天がこのまま勢いに乗るのか、ソフトバンクが流れを取り戻すのか。目が離せない戦いが続く。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

CATEGORY