田中将大は「PSで『金』であり続ける」 米記者が続々称賛
またもポストシーズンで絶大な勝負強さ発揮「彼にとっては合格点ではないかもしれないけど…」
■ヤンキース 8-2 ツインズ(地区シリーズ・日本時間6日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたツインズとの地区シリーズ第2戦に先発し、5回3安打1失点と好投して8-2での勝利に貢献した。今季、シーズン本塁打記録を更新する307本塁打を記録した“超重量打線”を抑え、ポストシーズン(PS)通算4勝目。ヤンキースは2連勝で2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。
田中はスプリット、スライダーで年間307本塁打のシーズン本塁打記録を作った超重量打線を封じた。初回1死一、二塁ではロサリオをスプリットで一ゴロ併殺打に。先制点をもらった2、3回と3者凡退に抑えて試合を作った。大量リードをもらった4回に1点を許したものの、5回は10球で3者凡退に。5回83球(ストライク52球)を投げ、7奪三振1死球、3安打1失点だった。
辛口のNYメディアも田中の大一番での快投に称賛のツイートだ。米メディア「ジ・アスレチック」のヤンキース番記者リンゼイ・アドラー氏は「マサヒロ・タナカは、過去6回のポストシーズンの先発で35回を投げ、防御率1.54となった。防御率が0.00ではないので、彼にとっては合格点ではないかもしれないけど、多分あなたの合格点は満たしているよね」と独特の言い回しで褒めた。ロバート・シュレジンジャー記者は「これで、マサヒロ・タナカを『ポストシーズンで素晴らしい投手たち』の仲間に入れていいかな?」と称えた。
NYラジオ局「WFAN」でレポーターを務めるマイク・フランセサ氏は「タナカは、ポストシーズンで『金』であり続ける」と称賛。NY放送局「YESネットワーク」でレポーターを務めるクリス・シャーン氏は「プレーオフのタナカのような、タナカはいない」と、こちらも独特の表現を使い、手放しで褒め称えた。
チームは3回にグレゴリアスの満塁弾などで一挙7得点。危なげなく2連勝を飾り、2年ぶりの地区シリーズ突破に王手をかけた。大舞台に抜群の勝負強さを発揮する右腕の、今後の快投を期待したいところだ。
(Full-Count編集部)