田中将大、大量点にも「投手はちょっと違う生き物」 勝負強さの理由は…一問一答

先発登板した地区シリーズ第2戦で好投したヤンキース・田中将大【写真:AP】
先発登板した地区シリーズ第2戦で好投したヤンキース・田中将大【写真:AP】

ポストシーズン通算4勝目、「ビッグゲームピッチャー」も「評価は自分自身ですることではない」

■ヤンキース 8-2 ツインズ(地区シリーズ・日本時間6日・ニューヨーク)

 ヤンキースの田中将大投手は5日(日本時間6日)、本拠地ヤンキースタジアムでの地区シリーズ第2戦に先発し、5回3安打1失点と好投。8-2での勝利に貢献した。今季シーズン本塁打記録を更新する307本塁打を記録したツインズの“超重量打線”を抑え込み、ポストシーズン(PS)通算4勝目。ヤンキースは2年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

 試合後の記者会見では、なぜ大舞台でこれほどの勝負強さを発揮できるのか、日米の記者が続々と本人に質問。田中はマウンド上と同様に落ち着いた表情で自分らしくいられる理由などについて語った。

 以下は一問一答。

――相手のツインズはホームランを打てるチーム。ストレート狙いが多いが、うまく変化球を動かせた?

「コンスタントにスライダー、スプリットがしっかりとコントロールできていたという部分が良かったと思います。ファストボールも良かったらもっと使えたと思いますけど。特別良くなかったファストボールでしたけど、要所で上手く使えたと思います」

――味方打線の攻撃が長かった3回は大量得点を見てどんなことを考えていた?

「間違いなくそれはチームにとっても当然のように大きいし、先発ピッチャーにとってももちろん大きいですけど、どこかやはり投手というのはちょっと特別というか、ちょっと違う生き物だと思うので、そこで手放しで一緒に喜べはしないです。それはそれで投手は集中して、点差が何点になろうがしっかりと相手打線を抑え続けなきゃいけないので。だから、そこまでオフェンスが長くても、オフェンスに気持ちが入り込むということはないですね」

――今日のような寒い日に体が固まらないようにやっていることは?

「裏でキャッチボールをやったり、体を動かしたりはしていましたけど、結果的に(大量得点の)次のイニングに点を取られてしまったので、もっといい準備ができるように次のときにはこの経験を生かしたいですね」

――スライダー、スプリットはどこの時点で『いける』と感じた?

「2イニング目からですかね。初回はそんなに手応えは感じてなかったですけどね」

――ポストシーズンでなぜ活躍できるのか? 「ビッグゲームピッチャー」だと言う評判があるが、どう思う?

「そこらへんの評価は自分自身でするものではないと思うので、そこに対しては別に自分では考えていないですけど、ポストシーズンに強いといってもスモールサンプルだし、自分にできることをしっかり準備してゲームに入ってやっていくことが大事だと思います」

「経験ですね。経験からそういることが大事だと学んでます」

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