巨人が2勝0敗と有利も…専門家が阪神にも「十分チャンスはある」と分析する理由

「結果的に島本、岩崎、ドリス、藤川と勝ちパターンのピッチャーを投げさせずに済んだ」

 裏を返せば、厳しい状況に追い込まれた阪神にもまだチャンスはあると言える。

「阪神側から見ると、2番手以降のピッチャーは非常によく頑張ってゼロでつなぎました。これは第2戦以降への望みになりますね。最終回に1点返したことも非常に大きかった。相手のクローザーを交代させたわけですから。押し出しとはいえ、ヒットで作ったチャンスでしたので。まだまだ望みを捨てることはないですし、十分にチャンスはある」

 もちろん、まずは10日の第2戦に勝つことが最低条件。0勝3敗となれば、極めて厳しくなる。野口氏は「第2戦は“マストウィン”の試合になります」とした上で、阪神にとっての“プラス材料”も挙げた。

「第1戦では、結果的に島本、岩崎、ドリス、藤川と勝ちパターンのピッチャーを投げさせずに済んだ。ガルシアも使っていませんし、そういう意味ではよかったのかなと。(第2戦先発の)高橋遥が悪ければ、ガルシアを2回から出してもいい。投げていない投手は、これで(登板間隔が)2日空いた。中1日よりも中2日のほうが当然いい。また元気に投げてくれるでしょう」

 巨人か、阪神か。第2戦の結果がシリーズの行方を大きく左右することになる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY