田中将大「今日も緊張しました」 またPSで絶大な勝負強さ発揮…一問一答
6回1失点の快投でPS通算5勝目、68球で降板も「大事なのは球数ではない」
■ヤンキース 7-0 アストロズ(優勝決定シリーズ・日本時間13日・ヒューストン)
ヤンキースの田中将大投手は12日(日本時間13日)、敵地で行われたアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦で6回1安打無失点4奪三振1四球と快投。ポストシーズン(PS)通算5勝目(2敗)を挙げ、ヤンキースを7-0での快勝に導いた。
PS通算防御率はこれで1.32に。7試合以上に登板した投手では、ドジャースのサンディー・コーファックス(防御率0.95)、ニューヨーク・ジャイアンツのクリスティ・マシューソン(防御率1.06)に次いで歴代3位の快記録となった。さらに、PSデビューから7試合連続で2失点以下は史上初の偉業。大舞台での勝負強さは際立っている。
もっとも、本人は記者会見で「今日も緊張しました」と明かし、過去の成績については「気にしてないです。試合に入るにあたって全然関係ないので」と振り返った。チームの勝利を目指し、結果を残し続ける右腕は試合後に何を語ったのか。以下が一問一答。
――6イニング無失点の素晴らしい内容。どこが良かった?
「1球1球どういう投球をしていけばいいかをしっかりと考えた上で投げていけたのが大きかったと思います。あともう1つ、本当に今日の試合の中で大きかったのが味方の守備ですね。それが本当に大きな助けになってああいう結果になりましたね」
――どんなプランを立てて試合に入った?
「それは言えないでしょ(笑)」
――監督は7回も、と考えていたようだが、6回68球での降板は自身ではどうか?
「大事なのは球数ではないと思います。なので、サプライズというか驚きというか、交代に対しては特に思うことはないですかね」
――ポストシーズンの通算防御率は1.32に。この成績を出せていることへの喜びは?
「数字としてはそういう数字が残っているので色々言われるのも分かるんですけど、何よりも喜びっていうのは『その試合に勝った。自分の持っているもの出し切った』。試合後のそういうところだけですかね」