田中将大の6回1安打快投は記録尽くしの試合に 2002年以来の最少球数と米記者伝える

敵地でのリーグ優勝決定シリーズ初戦に先発登板したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
敵地でのリーグ優勝決定シリーズ初戦に先発登板したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

ポストシーズン通算5勝目 リーグ優勝決定Sは白星発進

■ヤンキース 7-0 アストロズ(優勝決定シリーズ・日本時間13日・ヒューストン)

 ヤンキースの田中将大投手は12日(日本時間13日)、敵地で行われているアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発し、6回1安打無失点4奪三振1四球と快投した。これでポストシーズン(PS)通算5勝目、チームは7-0で勝利した。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」ヤンキース番のリンゼイ・アドラー記者によると、ポストシーズンで6回を68球以内で投げ切ったのは2002年のナ・リーグ地区シリーズでグレッグ・マダックスが記録して以来、田中が初めて(マダックスは67球)だという。

 これだけ好調でありながら68球(ストライク45球)で降板というヤンキースの判断には、米記者からも賛否両論が起こっている。しかし結果的には中継ぎ陣も奮起し、完封という最高の形でスタートすることができた。

 田中は近年の最小球数で6回を切り抜けただけでなく、これで7試合以上に登板した投手の中では歴代3位となるポストシーズン通算防御率1.32となった。またPSデビューから7試合連続で2失点以下は史上初。また、ヤンキースの投手で6回を打者18人で終えたのは、1956年ワールドシリーズのドン・ラーセン、98年デビッド・ウェルズ、97年デビット・コーンに次いで4人目だ。“ミスター・オクトーバー”を印象付ける、記録尽くしの登板となった。

(Full-Count編集部)

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