加藤優、秋季リーグ優勝を喜ぶ「私達にしか届けられない物を」

埼玉アストライア・加藤優【写真:荒川祐史】
埼玉アストライア・加藤優【写真:荒川祐史】

台風19号の被災者への気遣いも「とても気になっています」

 日本女子プロ野球リーグの埼玉アストライアでプレーする加藤優外野手が、秋季リーグ優勝を喜んだ。13日の京都フローラ戦で優勝を決める一打を放った加藤は、自身のインスタグラムに長文を投稿。台風19号の被災者を気遣いつつ、さらなる活躍を誓っている。

 優勝に王手をかけていたアストライアは13日、フローラに5-4で勝利。試合は台風の影響もあって5イニング制で行われ、4-4の同点で迎えた4回に加藤が決勝の適時中前打を放った。

 加藤は試合後、インスタで「今期最後のリーグ戦、秋季リーグで優勝することができました!!」と報告。まずは「本日は台風直撃の翌日で大変な状況の中 沢山の方々に足を運んでいただき本当に感謝しています。又、台風直撃に伴い被害に遭われている方々の状況がとても気になっています」と台風の被災者を気遣った。

 さらに「しかし、こんなときだからこそ私達のプレーで元気だったり勇気だったりそういった物を“どんなときであってもお届けする”という事が、私達プロ野球選手にできる仕事だと私は、思っています」と思いを綴った上で、「本日はそれが実現されず正直悔しさもありました。台風の影響だけでなく、急な対戦カードの変更もありましたし球場に来ることができなかった方々も沢山いらっしゃることかと思います。そんな方々には映像での配信もなく申し訳ない気持ちでいっぱいです」と正直な心境も吐露。

 一方で、優勝の嬉しさも明かしながら「残りの2試合、勝って兜の緒を締めよ、です。沢山の方々に私達にしかできないことで私達にしか届けられない物を届けられるような試合にしたいです」と思いを新たにしている。加藤は今季64試合出場で打率.310と活躍を続けている。

(Full-Count編集部)

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