ヤンキース、サヨナラ負けで4時間49分の熱戦落とし1勝1敗 延長11回にコレア劇弾
第1戦は田中の好投で勝利も…第2戦は延長にもつれ込む熱戦落とす
■アストロズ 3-2 ヤンキース(優勝決定シリーズ・日本時間14日・ヒューストン)
ヤンキースは14日、敵地で行われているリーグ優勝決定シリーズ第2戦でアストロズに2-3でサヨナラ負け。延長11回に左腕ハップがコレアにサヨナラ弾を浴びた。第1戦は田中将大投手の好投で勝利していたが、4時間49分の熱戦を落として1勝1敗のタイに。15日(同16日)の第3戦からはヤンキースタジアムに舞台を移して行われる。
第1戦は田中の好投で勝利したヤンキース。この試合はパクストンが先発したが、2回にコレアに適時二塁打を浴び、先制を許す。さらに、3回には連打で1死一、二塁のピンチを招くと、ここで早くも降板。ヤンキースベンチは右腕グリーンにスイッチし、無失点で切り抜けた。
直後の4回、ヤンキース打線は先頭ルメイヒューが四球で出塁。続くジャッジはバーランダーのスライダーを捉え、バックスクリーン右に運ぶ2ランを放った。豪快な一発で試合をひっくり返し、ダグアウトでは田中も手すりを何度も叩いて歓喜。バーランダーはマウンド上で悔しさをあらわにした。
ところが、アストロズは5回にヤンキース3番手オッタビーノからスプリンガーがソロ弾。同点に追いつく。その後、2死一、二塁のチャンスを作るも、ここでヤンキースはケーンリーを投入。アルバレスを空振り三振に仕留め、勝ち越しは許さない。
バーランダーは追加点を許さず、7回途中2失点の好投。ヤンキース投手陣も6回以降は無失点でつなぎ、試合は延長戦に突入。延長11回のチャンスをヤンキースが生かせずに迎えたその裏のアストロズの攻撃で、先頭コレアが左腕ハップから右翼スタンドにホームランを叩き込み、ミニッツ・メイド・パークは大熱狂に包まれた。
ヤンキースは12日(同13日)の第1戦で先発の田中将大投手が6回1安打無失点と快投。7-0で快勝し、10年ぶりのワールドシリーズ進出へ先勝していた。
(Full-Count編集部)