「神様」ルースの500本塁打目のバットがオークションへ 1億円超の値がつく可能性
1929年に史上初の500本塁打をマーク「このバットは歴史の一部」
「野球の神様」ベーブ・ルースが500本目のホームランを打ったバットがオークションにかけられることになったと、米メディアが報じている。オークション主催者は、100万ドル(約1億900万円)以上の値がつく可能性があると見ているという。
「スポーツコレクターズデイリー.com」は「SCPオークション:ベーブ・ルースが500本目が打ったバットは、100万ドル以上の値をつけるかもしれない」とのタイトルでレポート。来月の初めにベーブ・ルースが500本目のホームランを打ったバットがオークションにかけられると紹介している。
さらに「1929年の8月11日にルースは、マイルストーンとなる500本目の本塁打を打った初の選手となった」と、いかに価値のあるバットであるかを特筆。「SCPオークションは、このバットが100万ドル以上の値を付ける可能性があるとしている」と伝えた。なお、SCPオークションで野球のバットについた史上最高額は130万ドル(約1憶4000万円)。1923年に旧ヤンキースタジアムがオープンした日にルースがホームランを打った際のバットだという。
AP通信によると、このバットは1940年の半ばにルースが親しい友人であったニューヨークのサファーン市長のジム・ライス氏にプレゼントしていたという。そして、ジム・ライス氏の息子で弁護士を務めるテリー・ライス氏が、今回このバットを売ることを決断。ジム・ライス氏が1983年に亡くなった後は妻が1997年に亡くなるまで所有し、その後、テリー・ライス氏が引き継いでいた。
テリー・ライス氏は「いつもここにあって、私たち家族の一部だった」「このバットは歴史の一部だよ」と取材に対して語っており、ヤンキース、またはクーパーズタウンの米国野球殿堂が、バットに興味を持ってくれることを望んでいるという。オンラインオークションは11月27日から12月14日まで開催される。
(Full-Count編集部=AP)