ドラ1は7人が高校生、社会人野手はドラ1の2人以外指名されず…指名107選手の内訳は?

それぞれドラ1指名を受けた大船渡・佐々木朗希(左)、星稜・奥川恭伸【写真:編集部、荒川祐史】
それぞれドラ1指名を受けた大船渡・佐々木朗希(左)、星稜・奥川恭伸【写真:編集部、荒川祐史】

現行ドラフト制度となった2008年以降で高校生のドラ1指名7人は最多に

「2019年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」は17日、都内のホテルで開催され、支配下で74選手、育成で33人、計107人の選手が12球団から指名を受けた。

 大船渡の佐々木は4球団競合の末にロッテ、星稜の奥川は3球団競合の末にヤクルト、東邦の石川は3球団競合の末に中日がそれぞれ交渉権を獲得した。注目を集めた森下は広島が一本釣りに成功した。

 2019年のドラフトを見ると、ドラフト1位は佐々木、奥川のほか、阪神の西、巨人の堀田、オリックスの宮城と5人が高校生の投手。DeNAが1本釣りした森と石川が高校生野手で、実に7球団が高校生を1位で指名した。分離ドラフトが撤廃され、現行のドラフト制度となって以降、7人の高校生が1位で指名されるのは初となった。

 大学生の1位指名は広島の森下の1人だけ。西武の宮川、日本ハムの河野の社会人投手、ソフトバンクの佐藤、楽天の小深田の社会人野手と、社会人4人が1位で指名された。

 支配下全体で見ると、高校生が最も多く35人が指名を受けた。投手が15人、野手が16人、そして、捕手も星稜の山瀬、中京学院大中京の藤田ら4人が指名された。大学生は計25人。捕手が5人と多く、大学生捕手に素材が多かったことが分かる。

 社会人は11人が指名された。投手が8人指名される一方で、捕手は西武から5位で指名されたHonda鈴鹿の柘植のみ。野手は佐藤、小深田と2人が1位指名を受けながら、その後の指名は無かった。独立リーグではルートインBCリーグ埼玉武蔵の松岡が西武で3位指名。徳島の上間、岸も西武が指名し、3人全員が西武から指名を受けた。

【2019年ドラフト指名の内訳】
○支配下(計74人)
・高校生(35人)
投手15人、捕手4人、野手16人

・大学生(25人)
投手13人、捕手5人、野手7人

・社会人(11人)
投手8人、捕手1人、野手2人

・独立リーグ(3人)
投手2人、捕手0人、野手1人

○育成(計33人)
・高校生(16人)
投手5人、捕手4人、野手7人

・大学生(11人)
投手4人、捕手1人、野手6人

・社会人(0人)

・独立リーグ(6人)
投手3人、捕手0人、野手3人

(Full-Count編集部)

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