田中将大、逆転3ラン許しチーム3連敗　「うまく自分が（ボールを）コントロールできなかった」

逆転3ランに響いた3回の先頭打者への四球を悔やむ「ありえないですね、あの場面」

■アストロズ 8-3 ヤンキース（優勝決定シリーズ・日本時間18日・ニューヨーク）

　ヤンキースの田中将大投手は17日（日本時間18日）、本拠地で行われているアストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に先発し5回0/3、4安打4失点（自責3）でポストシーズン通算3敗目を喫した。痛恨の一発を浴び逆転負けを喫した田中は「うまく自分が（ボールを）コントロールできなかった」と語った。

　初回に味方打線が2死満塁の好機を作り、ガードナーが押し出し四球を選んで先取点を奪いリードする展開となったが、3回にスプリンガーに3ランを浴び逆転を許した。その後は立ち直り6回の先頭ブレグマンの一ゴロをルメーヒューが失策し無死一塁の場面で降板となった。

　一発に泣いた田中は試合後に「細かい制球がいまいちで。中々、追い込んでも仕留められない部分はありましたけど、スプリンガーに対してはもう少し低く投げ切れないといけないところでストライクゾーンに入った。細かいコントロールに苦しんだ」と反省を口にした。

　3回は先頭を四球で出し「ありえないですね、あの場面。それが結果的にやっぱり、結局流れのスポーツであるので。そういうところ、大きく繋がっていってしまう」と悔やんだ。

　1勝3敗となりアストロズに王手をかけられたが第6、7戦目に向け「行けと言われたところで行くのは当然ですし。その準備はしっかりしたいと思う」と力を込めた。

（木崎英夫 / Hideo Kizaki）