3年連続日本一狙う鷹、シリーズ12連勝中の本拠地で開幕 工藤監督「落ち着いてできる」
19年ぶりの巨人との日本シリーズ「ホークスの監督としてジャイアンツに勝ちたい」
■ソフトバンク – 巨人(日本シリーズ・19日・ヤフオクドーム)
巨人とソフトバンクが19年ぶりに顔を合わせる2019年の日本シリーズは19日、ソフトバンクの本拠地ヤフオクドームで開幕する。決戦を前日に控え、18日は公開練習と監督会見が行われ、ソフトバンクの工藤公康監督は「ちょっと緊張感が増してきました。それと同時に楽しみだなと思っております」と高まる心境を語った。
このシリーズでは工藤監督と原監督による監督会議の席で予告先発制を採用することが決定。ソフトバンクはエース千賀滉大投手を第1戦目に投入する。指揮官は「うちのエースですので。ファイナルのようなピッチングをしてくれることを期待している。非常に期待は大きい」と、CS最終Sでも8回無失点と好投した右腕への信頼を口にした。
一方の巨人はセ・リーグ最多勝の山口俊投手が先発。交流戦では1敗を喫した6月22日に先発し、この時は7回を1点に抑え込まれている。それだけに、工藤監督は「選手たちにも、コーチにもしっかりした準備をお願いしている。私から注文するところもあった。そこができれば対等以上に戦えると思っています」と対策に自信をのぞかせた。
19年ぶりのソフトバンクと巨人の日本シリーズ。王貞治球団会長と長嶋茂雄終身名誉監督の“ON対決”としても注目される。19年前は巨人の一員だった工藤監督は「懐かしく思いますし、今度はホークスの監督として、チャレンジャーとして素晴らしい、ファンに喜んでもらえる日本シリーズにしたい。やるからには勝ちたい。ホークスの監督としてジャイアンツに勝ちたい」と意気込んだ。
3年連続日本一を目指すソフトバンクは、本拠地ヤフオクドームでの日本シリーズは2011年の第7戦以降、目下12連勝中だ。「ここから始められるのは落ち着いて試合ができるのかなと思っています」と工藤監督。本拠地のファンの後押しを受け、3年連続日本一への第一歩を踏み出す。
(Full-Count編集部)