DeNAファンなら知っていた? ドラフト会議イベントで参加者1/4が1位指名を的中
ライブビューイング参加者約200人のうち50人が「1位・森」予想
高校生の1位指名が相次いだ、17日の「2019プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。1位指名では3選手に複数球団が競合するなど大いに盛り上がったが、ここで独自路線を見せたのがDeNAだった。ドラフト史上初となる全球団の抽選参加も予想される中、地元・横浜にある桐蔭学園高の森敬斗内野手を単独1位指名。驚きの声も上がったが、どうやら生粋のベイスターズファンにとっては予想の範囲内だったようだ。
DeNAは17日、横浜スタジアムに程近いロイヤルホールヨコハマで「ベイスターズクラフトビール ドラフト会議ライブビューイング」と題したイベントを開催。球団OBの鈴木尚典氏とDeNAの大ファンとして知られるダーリンハニー吉川正洋氏とともに、約200人のファンクラブ会員がドラフト予想を行った。
参加者はDeNAが1位指名する選手を予想し、会場入口に設置されたドラフト会議の抽選箱に模した投票箱に投票。球場でおなじみのベイスターズクラフトビールに舌鼓を打ちながら、鈴木氏と吉川氏の軽快なトークを楽しんだ。
注目の1位指名で名前が呼ばれたのは、桐蔭学園高の森。実はイベント参加者の予想では、全体の約1/4にあたる50人が「森敬斗」と記入する2番人気だった。地元に根差した球団を目指すDeNAならではの選択は、ファンにとっては当然の選択だったようだ。
第1巡選択終了後には、ドラフト会場にいるラミレス監督と電話中継を行い、監督自らが参加者に向けてドラフト会議の雰囲気をレポート、来季にむけての意気込みを語った。その後も指名選手の名前が呼ばれるたび大歓声が上がるなど大盛況。見事、1位指名を的中させて森内野手のサイン色紙プレゼントにも当選した國井翔太さんは「2年連続で参加しています。小さい頃からの大スターである鈴木尚典さんやファンの皆さんと一緒にドラフト会議予想で盛り上がれて、本当に楽しかったです」と笑顔を見せた。
今季はシーズン2位となりながら、惜しくもクライマックスシリーズ1stステージで敗れたDeNAだが、ファンは来季に向けての期待を高めるイベントとなった。
(佐藤直子 / Naoko Sato)