ヤンキース、世界一へ課題は…コール獲得&チャップマン残留をNYメディア“厳命”
チャップマン残留も不可欠「ヤンキースは彼を他の場所に行かせるわけにはいかない」
プレーオフを勝ち抜くためにも先発投手の補強は必要不可欠で、同メディアはさらに「しかし残りの先発投手マーケットも蔑ろにしてはいけない」という項目を作り、FAとなるマディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)、柳賢振(ドジャース)、オプトアウト(契約破棄)の権利を持つスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)らの動向にも注視すべきと言及。コールが獲得できなくても、補強候補は他にいるというのだ。
さらに、ジャッジ、サンチェス、トーレスら「若手スター選手との契約延長を検討する」「CC・サバシアにフロントオフィスの役職を与える」といった項目に加え、「アロルディス・チャップマンとの状況を解決する」も挙げられている。今季終了後にオプトアウトの権利を持つ守護神は、2年総額3000万ドル(約32億5300万円)を残して契約を破棄する可能性が高いと指摘。リーグ優勝決定シリーズでは最後にサヨナラ弾を浴びたものの、今季のチャップマンはレギュラーシーズンで60試合登板、2勝3敗37セーブ、防御率2.45という好成績を残していた。
記事では「2019年に奮闘した彼は、オープンマーケットにおいては、それを遥かに上回る金額を得ることにもなるだろう。ヤンキースは彼を他の場所に行かせるわけにはいかない」として、チャップマンを残留させるべきだとキャッシュマンGMに“厳命”。オプトアウトの前に新たな契約を結び直す可能性もあるかもしれない。
田中将大投手は今季も奮闘したが、ワールドシリーズには届かなかった。ヤンキースは来季、どのような体制で2009年以来の世界一を目指すことになるのか。あと少しのところまで迫っているだけに、最後の“詰め”がポイントになりそうだ。
(Full-Count編集部)