通算251勝のサバシア、感動の引退メッセージ全文「野球は常に僕の居場所だった」
ツイッターにメッセージ投稿「さよならを言う時です。ありがとう、ベースボール」
今季限りでの引退を表明していたヤンキースのCC・サバシア投手が21日(日本時間22日)、自身のツイッターを更新し、現役生活に正式に別れを告げた。長文のメッセージで「ありがとう、ベースボール」と野球に感謝している。
サバシアはインディアンス、ブルワーズ、ヤンキースの3球団で通算561試合(560先発)に登板し、251勝161敗、防御率3.78。3577回1/3を投げて3093奪三振を記録した。2007年にはサイ・ヤング賞に輝き、2009年にはヤンキースでワールドシリーズを制覇。オールスターにも6度出場している。
ファンからもチームメートからも愛された左腕はツイッターで「THANK YOU NEW YORK」とキャップを掲げる自身の写真を投稿。そして、長文のメッセージを綴った。以下がその全文。
「カリフォルニア州バレーホの祖母の家の庭でグレープフルーツを折り畳み椅子に向かって投げたことが、全ての始まりでした。それ以降、自分にとってここまで大きな存在になるとは思いもしませんでした。浮き沈みはありましたが、野球は常に僕の居場所でした。クリーブランド、ミルウォーキー、ニューヨーク、あらゆる場所で、これまでのチームメートたちと共に、この旅を経験できたことに大変感謝しています。僕の目標は、素晴らしいチームメートでいること、そして勝つことでした。今年のチームをとても誇りに思います。最後まで戦いました。大好きです! マウンドで戦えなくなるのは寂しくなると思いますが、さよならを言う時です。ありがとう、ベースボール」
野球への愛が溢れるメッセージに、ファンからも労いの声が次々と上がった。
「ありがとう、CC」
「次に何をするにしても幸運を祈っているよ、CC!」
「2009年、そして常にチームメートのために立ち上がってくれてありがとう!」
「レジェンド」
「寂しくなるよ、CC」
「ヤンキースファンじゃないけど、君が球界にもたらしてくれたものに感謝しているよ」
元レッドソックスで一時ヤンキースでもプレーした元楽天ケビン・ユーキリスの「素晴らしいキャリア、おめでとう。一緒にプレーできたことも光栄だったけど、将来殿堂入りする選手と対戦できたことは更に光栄なことだったよ」というコメントや、エンゼルスOBで解説者の元投手、マーク・グビザ氏の「戦士でいてくれてありがとう、CC!」というコメントもあった。ヤンキースでは、松井秀喜氏、黒田博樹氏、イチロー氏、田中将大投手らともともにプレーしたサバシア。その偉大なキャリアに正式に幕を下ろすこととなった。
(Full-Count編集部)