ホークス王会長、G倒に万感 「念願がかなった」「何も言うことがない」

ソフトバンク・王貞治会長【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・王貞治会長【写真:藤浦一都】

ダイエーの監督として臨んだ2000年のON対決は2勝4敗で敗退

■ソフトバンク 4-3 巨人(日本シリーズ・23日・東京ドーム)

 ソフトバンクは23日、巨人との日本シリーズ第4戦に4-3で勝ち、4連勝で3年連続通算10度目の日本一に輝いた。王球団社長は「念願がかなった。何も言うことはない」と感慨深げに語った。

 巨人一筋でプレーしてNPBでは空前絶後の868本塁打を放った王会長が、巨人の監督(1984-88年)を経てダイエー(現ソフトバンク)の監督に就任したのは1995年。長嶋茂雄監督率いる巨人と激突した2000年の「ON対決」は2勝4敗で屈していただけに、今回の勝利の味は格別だったようだ。

「巨人とやると盛り上がるし、『巨人に勝って日本一』というのはウチだけではなくパの全球団が思っている。念願が叶った。その一言。ましてストレート(4連勝)で勝った。完璧な形。何も言うことはない」

 工藤監督の采配には「状況に応じた的確な選手起用、決断がすごかった」と称賛。さらに「(日本シリーズ)3連覇といわれてプレッシャーになったと思うが、伸び伸びと持ち味を出してくれた」と選手を頼もしげに見つめた。

 それでも満足はしていない。「これがゴールではない。今年以上に中身の濃い2020年にしたいですね」と、王会長は先を見据えた。押しも押されもせぬ常勝軍団構築を目指す。

(Full-Count編集部)

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