西武、最速152キロ右腕・ドラ6井上に指名挨拶 渡辺GM期待「まだまだ球速は速くなる」

西武から6位指名を受けた日大三・井上広輝【写真:安藤かなみ】
西武から6位指名を受けた日大三・井上広輝【写真:安藤かなみ】

西武から6位指名を受けた日大三・井上「先発ローテーションに入って、2桁勝利できる投手に」

 西武が24日、ドラフト6位で指名した日大三・井上広輝投手に指名挨拶を行った。東京・町田市の同校を訪れた渡辺久信球団本部ゼネラルマネージャーは「ストレートも変化球もセンスの良さを感じる投手。楽しみだし、期待している」と将来の先発ローテーション入りを期待していた。

 井上は最速152キロの直球を武器に、カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットと多彩な変化球を操る本格派。小1からソフトボールを始め、2つ年上の兄の影響で中学時代は海老名南シニアで投手としてプレーした。高校では1年夏からベンチ入りし、甲子園出場経験もある井上は「先発ローテーションに入って、2桁勝利できる投手になりたい」と目を輝かせた。

 今年6月上旬に愛知・刈谷市で行われた東邦との招待試合に登板した井上は、後に中日に1位で指名される右の強打者・石川を3打数無安打に封じ、視察に訪れていた渡辺GMを始めスカウト陣に猛アピール。2年夏は右肘を痛めておりコンディションが心配されていたが、現在は完治しているという。渡辺GMは「身体もバランスがいい。まだまだ球速は速くなる選手だと思います」とそのポテンシャルを高く評価していた。

 神奈川出身ながら、もともと西武ファンだったという井上。小学生の頃は涌井(現ロッテ)のユニフォームを着て球場に足を運んでいた。「西武に指名されるとは思っていなかった」と嬉しそうにはにかみ、涌井との投げ合いを心待ちにしていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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