アストロズ、ついに今季初の敬遠四球 175試合目で絶好調ソトに出すもWS2連敗

アストロズの捕手マルドナードと2番手のプレスリー(右)【写真:Getty Images】
アストロズの捕手マルドナードと2番手のプレスリー(右)【写真:Getty Images】

WS第2戦の7回ついに…ソトは第1戦で本塁打を放つ

■ナショナルズ 12-3 アストロズ(ワールドシリーズ・日本時間24日・ヒューストン)

 アストロズのすさまじい“珍記録”がついに途絶えてしまった。2019年のワールドシリーズ第2戦が23日(日本時間24日)、本拠地ミニッツメイド・パークで行われ、初出場のナショナルズ相手に3-12で敗れて2連敗を喫した。アストロズは今季のレギュラーシーズンを敬遠なしで乗り切るという異例の記録を作っていたが、この日の7回についに今季初の敬遠を出した。

 同点で迎えた7回、ナショナルズ先頭のカート・スズキが左翼席へのソロを放つと、続くロブレスに四球を出して先発バーランダーが降板。代わった2番手プレスリーも2死二、三塁のピンチを招くと、絶好調の4番ソトに回った。ソトは第1戦で本塁打を放つなど4打数3安打3打点の活躍を見せ、この日も二塁打を放っていた。そんなソトを相手についに敬遠を出したアストロズだったが、続くケンドリック、カブレラ、ジマーマンに連打を浴び、一気に5点を奪われた。

 アストロズの敬遠は2018年8月17日のアスレチックス戦の9回以来、175試合ぶりのことだった。

 AP通信が以前シーズンで敬遠0のニュースを伝えた際、ヒンチ監督は「ナ・リーグのように、投手と勝負するために、8番打者を敬遠しなければならなかったり、イエリッチやトラウトなどの強打者に悪いタイミングで当たったという状況がなく、運がよかったことも理由の1つだ。しかし、最も大きな理由は、得点を入れること、入れさせないことについてによく学んだ結果である」と話していたが、実際に痛い大量失点に繋がってしまった。

(Full-Count編集部=AP)

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