鷹・福田がFA権行使表明「他球団の評価聞いてみたい」 12球団1番乗りで申請書類提出

球団事務所を訪れたソフトバンク・福田秀平【写真:福谷佑介】
球団事務所を訪れたソフトバンク・福田秀平【写真:福谷佑介】

ソフトバンクは複数年契約を提示して慰留、宣言残留も認める方針

 ソフトバンクの福田秀平外野手が25日、今季取得した国内FA権を行使することを表明した。この日、ヤフオクドームの球団事務所を訪れ、FA申請書類を提出。12球団1番乗りで正式に行使を表明し「FAの書類を提出をさせていただきました」と語った。

 権利行使を決断した理由として「13年やって権利を取らせていただいて、他のチームの話を聞いてみたいと言うのが1番。日本シリーズまで突っ走ってきて、決断できなかったので宣言した」と語り、日本シリーズ終了から申請書類の提出期限までの時間が短いことから、まずは権利を行使することを決めたとした。

 ソフトバンクは必要な戦力として複数年契約を提示して慰留し、宣言残留も認める方針。その一方で楽天やヤクルト、中日なども獲得に関心を示しているとされる。今季の推定年俸は3600万円で補償のいらないCランク。ソフトバンク残留を含め、複数球団での争奪戦になりそうだ。

 福田自身は金額面の条件以上に、レギュラーとしてこれまで以上に試合に出場できる点を重視。この日も「選手である以上は試合に出るということは目指していきたい」という。その一方で、2006年の高校生ドラフト1位で入団し、13年間在籍したソフトバンクへの愛着も持つ。残留の選択肢も残しつつ、今後の去就を熟考していくことになる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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